ドラム式洗濯機を分解、排水エラーを自力で修理した話。
ドラム式の排水が、突然できなくなりました。あれこれ試して復活できたのでその体験談です。
ちなみにうちの型番は、PANASONIC NA-VH320L という古いやつです。
症状
洗いが終わった後、急にすすぎに進まない…昨日まで使えていたのに。
進まなくなって30分ぐらい放置しておいたら、ピーピーと警告音とエラー「U11」と表示される。これは、パナソニックの洗濯機では、排水関連のエラーコードらしい。
すすぎもだめ、脱水もだめ。何度再起動したり、電源を抜き差ししても復活しない。これはもう原因究明するか直さなくてはいけないようですね…。
対策1.排水周りのお掃除
まずは、掃除。
ドラム式は重くても持ち上げられないので、年に一度のマンションの排水溝掃除でもスルーしてもらっている。やっぱりちゃんと掃除していないのがいけないのかしら…。
ネットで検索すると、排水溝が詰まって水が流れなくなる症状がダントツで多いらしい。
一人でどうにか持ち上げて、掃除をする。
まず、防水パンの上の埃を取り除いた。
次に、排水溝の部品を取り外して重曹と酢で汚れを柔らかくしてから、古歯ブラシで磨いた。水垢とホコリが混ざった、ヘドロのような汚れがこびり付いていたけど、スルっと汚れは落ちたので良かった。
対策2.排水ホースの交換
更に、ホースも交換した。ジャバラの部分に汚れが詰まりやすいらしい。
その他にも、ホースの位置によっては、本体と防水パンの間に挟まれて変形して弱まったりすることもあるとのこと。
ホースに明らかな傷や汚れがあったわけではないけど、この後に何度もドラム式を一人で持ち上げるのは嫌だ。。この機会に考えうる原因をすべて潰したいので交換することにした。(もう2年半も同じホースを使っていたしね。。。)
綺麗にし終わったので、洗濯機の設置をして、再度洗ってみることにする!
終わらない排水エラー、修理業者を調べる
掃除をしたにもかかわらず全然解決しない。なぜ。
原因がわからず焦ってきて、パナソニックの公式修理や、修理業者を調べ始めていた。分解して、2万円ぐらいで対応しているらしい。
しかし、場合によっては2万出して調べてもらっても修理不可、買い替えを進められるケースもあるとのこと。既に6年は使っている洗濯機。2万円を出すぐらいなら新品を買いたい。いや、2万円を払いたくない。
ちょっと、どうにか自分で直したいですね。
自力で分解してみる
ブログでの体験談を色々と見ていると、自力で分解をして、つまりを解消した人がいるらしい。
靴下やコロナ禍でのウレタンマスクなど小さいものがスルっと排水の方に流れて詰まりを起こすことがあるとのこと。
それじゃあ、と早速自分で分解して中を見てみようと決意。
注意)更に悪化させたり、故障させたり、感電や水漏れの可能性もあるので、あくまで読み物として参考までに。分解される場合は自己責任でお願いしますね。
分解に着手!作業手順について
手順1.本体前面のパネルを外す
して、中にアクセスします。
手順2.何かボックスを取り外します
視界を塞ぐ基盤?か何かのボックスがネジで固定されているので外しました。
手順3.これで中が見えます。
糸くずキャッチャー?排水が通るであろうクズカゴの前後の通り道に黒ホースが2本見えるので、今回は、これを取り外してみることにします。
というか、そのホース以外だとさらに大がかりな分解になりそうなのでヒヤヒヤ。このホースで解決しますように。。。
手順4.左上の黒い排水ホースを外してみます。
水が漏れてくる危険性があるので、まず上側を外してバケツに水を捨てる。問題無さそうなら下側の端も外す
しかしホースの中に何も詰まっていない模様。ただヘドロ汚れはあったので、これもお酢と重曹できれいにしておきます。
手順5.つぎに奥にある排水ホースも外してみます。
目視できるホースは、この2本だけなので「ここも詰まりがなかったらどうしよう…」と思いながら、こちらもチェック。
しかし、ホースの中に何もありません。。
もう有料修理か、新品買い替えか…とホースを取り付けようとしたら、ホース接続部分に何かデロン。としたものが見えます。
引っ張り出してみると。。。
これは。。。マスク!!
無事、詰まり解消。解決!
しかもこの種類のウレタンマスクはもう暫く使っていない、1年前のものだ。
ということは1年もの間、洗濯機の内部のどこかに挟まっていて、水流でふと流されて、詰まってしまった、ということなんだろう。。
この後取り外した蓋などを付けなおして、起動してみたら普段通り、スムーズに洗濯~乾燥までできました。よかった。。。
しかしマスク詰まりは恐ろしい。今後、何か小さいものを選択するときはネットを使おう。と心に誓いました。
あと、定期的に槽洗浄と乾燥、糸くずキャッチャーの掃除もちゃんとやろう、と固く誓いました。