ジモティでロードバイクを売る、買取業者の見積りより4万円も高く売れた話。
不要になったロードバイクが、買取相場よりも高くジモティで売れた話です。出品準備~宅配便配送での引き渡しまでを書いておきます。
売ることになったロードバイクについて
コロナ禍の運動にと、昨年(2020年)買ったロードバイク。25万円ほどしたのですが、結局全然乗りませんでした…。
東京区部からだと、多摩湖、荒川、多摩川あたりの開けた場所にツーリングするのは楽しいのですが、そこにたどり着くまで、自転車専用道もない車道や、人々が入り乱れる歩道を排気ガスにまみれて走るのがストレスとなり、買った最初の3か月ぐらいで乗らなくなってしまいました。
ロードバイクのサークルとか入れば違ったのかもしれませんが、ジムにも入って運動不足は発散されてしまったんですよね。まだ自転車が新しいうちに売らなければ…と思っていました。
モデルは、Cannondale CAAD13 disc という初心者にとっては良い自転車。色は黒なので人気なのでは。ただし、私の身長が高いせいで、自転車サイズも大きく…売り手が見つかるかは不安なところ。
買取業者に見積もりを依頼!
ネットでいくつか見つけた、複数の買取業者に見積もりをネットで依頼します。どこも一律「美品という前提で9万円~10万円、実際に鑑定して少し下がるかも」というのがおおよその回答でした。
ヘルメットや空気入れなどのアクセサリも購入して、初期投資27万ぐらいになっていました。あまり乗っていないのに、10万円以下になるとは…。
業者に買い取ったとしても、売値には儲けを載せて中古販売されるはず。だったら欲しい人に直接売りたいなあと考えました。
ジモティで商品登録
メルカリ、ヤフオク、色々と選択肢はあります。
初の出品、しかも大型の高額商品ということもあり、誤解、値下げ要求、返品…トラブルはできるだけ避けたい気持ちも強くあります。
そこで私はジモティでの出品を決めました。
ジモティ出品を決めた理由
1.手渡しでの納品ができる(発送の手間もない、対面で商品説明して傷の有無を確認してもらえる)
2.あんしん決済で現金やりとりが不要
3.ユーザーの治安がよさそう
という理由からです。
1番目の手渡し納品ができるというのは私にとって大きな安心でした。梱包・発送の手配も大変ですし、何より輸送途中のトラブルが起きた場合のやりとりも不安です。
配送した後に、ロードバイクについて傷や部品の有無でクレームがついても面倒ですし、対面で確認してもらって、その場でスマホで納品完了ボタンを押してもらえたらスムーズ!と考えました。
2番目はもちろん、10万円を超える現金を受け渡し場所でやりとりするのが怖かったからです。考えすぎかもしれませんが、自転車だけ奪われてお金貰えないとか、予定より少ない現金を持ってこられて突然の値下げ交渉とかストレスですよね。
あんしん決済を使うと、買い手がジモティに対してクレカやコンビニで売買代金を支払って、売上はいったんジモティに貯められます。売り手が納品完了ボタンを押し、買い手が受取り完了をすると、ジモティから買い手にお金が入る仕組みです。手数料として売買金額の5%がジモティに取られますが、安心と思って利用しました。もちろん、現金希望の出品もできますよ。(あんしん決済について –> https://jmty.co.jp/archives/17402/staff_blog/ )
3番目の理由は、ただの偏見です(笑)
ジモティに登録
ジモティにユーザー登録をしましょう。ジモティ–> https://jmty.jp/
最初の出品の場合は取引履歴がなく信頼がない状態なので、プロフィールは人柄がちょっと出るように親しみやすい文章で書きました。(過度に個人情報が出ないように注意!)
売買をするために、身分証2点と電話番号登録をしました。(最初身分証1点認証だけしていましたが、出品後のお問い合わせが届いた後に返事をする権限がないことに気が付き、急いで身分証2点の認証をしました。。。)
商品情報を登録
ロードバイクを綺麗にしてから、写真をたくさん撮ります。
といっても、商品ページには5枚までしかアップロードできません。残りの大量の写真はfirestorageなどにアップロードして、検討中の方やお問い合わせがあった方にURLをお渡ししました。状態を確認をしてもらう目的です。
他の出品を参考にすると、商品タイトルに「【ネット決済】」と出ている出品が出てきます。これは安心決済を選択すると自動で追加されるテキストなので、自分では入力しなくて良い部分です。
投稿テキストサンプルとして
そのほか、私はこういう内容を投稿しました。ご参考までに。
(冒頭あいさつ、ご覧いただいてありがとうございます、など)
■ロードバイクについて
メーカー:
品名:
カラー:
サイズ:
購入金額:税込xxx,xxx円(xxxx年x月購入)
■状態
合計走行距離はxxx km程度
室内保管
落車、転倒なし
ブレーキ上部のゴムのところに擦れがあります(写真参照)
購入後、パーツ交換はしていません
■付属品(自転車本体と一緒にお渡し)
・完成車として納車された際に貰った、付属品一式(写真参照)
・冊子:マニュアル(写真参照)
・リア反射板(付属品、車体取り付け済)
・アルミ・フラットペダル(車体取り付け済、別途xxxx円で購入)
・ベル(車体取り付け済、別途xxx円で購入)
・余ったタイヤ交換用のチューブをお付けします(Schwalbe 15SV-ML 700×18-28C x1本、別途xxx円で購入)
■お渡しについて
防犯登録は確定後、抹消します。
譲渡証明書作成します。
何か確認事項やご質問、画像追加リクエストなどありましたらご相談ください。
宜しくお願いします!
そして希望金額を入力、私の場合は、手渡し希望、あんしん決済利用と設定して出品をしました
買取希望者とのやりとり
お問い合わせいただいたのは、とてもスムーズにやり取りのできる方々ばかりでした。
付属品、スプロケットやブレーキなど気になるパーツの写真を掲載し、商品説明を詳しく記載したせいなのか、ロードバイクの状態や商品についてのお問い合わせはありませんでした。
最初とても強気の値段で出品をしていたので(笑)、値下げのご相談がメインでしたね。
遠方からの買取希望。そして配送での納品に
最終的に決定した買取希望の方は、手渡しの難しい遠方の方でした。私の安心の拠り所だった、手渡し納品ができないのは強く不安を覚えましたが、次のような対策を取りました。
厳しいように感じる方もいるかもしれませんが、手渡し前提の出品だったこと、お互いに不安を軽減するためのものであることを相談してご納得いただけました。
(私の場合はこれで問題なく進みましたが、私は法律家ではないので参考程度にして自己責任でお願いします汗)
1.大量の画像を外部ストレージ(firestorageや宅ふぁいる便など)に保存、傷や状態をあらかじめ確認してもらい、問題ないことを確認していただく。そのうえで返品など受け付けないこと。
2.輸送業者の選定・手配は先方にしてもらい、私の側での責任範囲は輸送業者に引き渡しまでとすることに同意いただく(輸送上の問題があれば、先方と業者の間で解決してもらう)※ちなみにジモティが推奨する方法は着払いでの発送のようです。
3.これらをジモティ上のメッセージ機能で、確認・同意をテキストでいただく。電話や外部メールを利用しないように注意!(これはジモティ規約でもあります。やりとりの履歴を確実に残すことがお互いの安心につながりますね)
そうして、無事に配送条件などの合意が取れましたので、先方がジモティに入金し、配送業者への受け渡し日の相談も済み、いよいよ納車に向けて準備を進めることになります!
防犯登録の抹消手続き(東京都)
まず防犯登録の抹消手続きです。自転車を買ったときに登録して、車体に貼られる黄色いあのシールの登録です。
ネットで検索すると、「警察署や交番で抹消手続きできる」と見かけたので、交番に行くと…警察はやっていないとのこと。都道府県によって違うのかもしれませんね?
東京都自転車商防犯登録協会のウェブサイトによれば以下のようにあります。実際最寄りでどこにあるのか分からなかったので、この協会に電話で質問をすると家の近所のお店を複数教えてくださいました。(お忙しいなかありがたい)近所の自転車屋の名前がほとんど挙がったので、自転車屋なら大体手続きができるのか?
抹消登録をするには、必要なものを持参して「自転車防犯登録所」の看板が掲示してある防犯登録所(自転車店・スーパー・ホームセンター等)にて手続きができます。
http://bouhan-net.com/regist/delete/
自転車本体、身分証(私は免許証)、防犯登録カード(購入時の控えのようなもの)を持って近所の自転車屋へ。5分程度で手続きは終わりました。抹消手続きの費用も無料です。
自転車譲渡証明書の作成
抹消しただけではなく、買い手が新たに登録できるために盗品ではなく譲渡されたものですよ、という証明書を作成します。ちなみに各都道府県や防犯登録協会のウェブサイトで書式がダウンロードできますが、統一書式ではないので、必要事項さえ記載されていれば、wordで作っても全部手書きでも問題ない模様。
そしてこれは、自転車と一緒に買い手の方にお渡しします。
ちなみに私はこちらから書式をダウンロードしました
自転車を譲られる方へ | 一般社団法人 東京都自転車商防犯協力会
http://bouhan-net.com/request/present/
さあ、これで発送準備はできました。
シクロエクスプレスでのロードバイクの梱包・発送は後編として続きます。
(シクロエクスプレスでロードバイクを梱包・発送 へ続く)