英語多読を始めて2か月10万語

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英語多読

はじめに

TOEIC900でも喋れない人が多いと聞きますが、それはまさに私のこと。そんな人にも多読が良いと聞き、3か月前から始めてみました。

自己紹介

15年前にTOEIC900を取り、それ以来は特に英語の勉強をしていません。読み書きはできるし、リスニングも割とできるはず。仕事上も決まった表現を使うことが多いのであまり不自由は感じていません。

しかし、海外の人々とブレストをしたり、small talk(日常会話)をするような場面ではオロオロモゴモゴしがち。会議のような特定トピックの内容なら問題なくても、クリエイティブなブレストだと何と表現してよいか戸惑うことが多いのです。

とはいっても書店で市販教材を見ても、中上級向けの良い教材ってあまりないんですよね。そんななか注目したのが英語多読。

英語多読とは

英語多読は、簡単に感じられるレベルの洋書を、辞書を使わずに大量に読む方法です。本の文脈の中で自然な使われ方を自分の中に取り込むことができます。

新聞や一般的な洋書では基本的な単語の出現率が下がるので、使用単語数が絞られた簡単な本を大量に読むことに意味があるらしい。

私の洋書多読の実践方法

グレーデッドリーダー(graded readers, GRとも)と呼ばれる、段階別読み物を使っています。昔から図書館などの片隅においてある、薄い英語の本です。

Penguin Readersシリーズや、Oxford Bookwormsシリーズなどが有名どころです。最近は書店で日本の出版社 IBCパブリッシングから出ている「ラダーシリーズ」をよく見かけます。ラダーシリーズは、羅生門や錦織健物語など、現代の日本人がとっつきやすい題材が多い印象です。

oxford bookwormsの例。フィクション、ノンフィクションと色々ある

出版社ごとに微妙に違ういますが、使用されている基本単語の数でレベル分けがされています。私は近所の図書館で大量に置いてあった、Oxford Bookwormsのレベル2から始めました。

レベル5や6も読めることは読めますが、なかなか文字を頭のなかで映像化するのが難しかったり、単語の意味を思い出そうとしたりしてしまいました。最初は、スラスラとストレスなく読めるレベルから始めることが大事だそうなので、レベル2から始めています。

スタート時の英語力によっては、絵本や、グレーデッドリーダーよりも優しいシリーズ(oxford bookworms の場合はStarterシリーズ)から始めるのが効果的な場合もあるそうです。実際のレベルの見極めや詳しいやり方は、多読サイトの決定版、SSSをご覧ください。

実際に初めてみて

私にとってレベル2は簡単なはずですが、意外と難しいです。

集中力が途切れている時は、頭に入ってきません。意識的に集中しないと読めませんし、映像化もできません。気が付けば文字を目で追っているだけで、読んでいないこともしばしば。普段から英文を読みなれていないせいですね。

ノンフィクション系や知っている話なら頭にすんなり入ってきますが、フィクションで情景を想像するものや、中世イギリスなど馴染みのない世界が舞台だと、途端に読むスピードが落ちます。
普段、仕事の英語やニュースを読む時はファクトだけを掴めれば良いのですが、英語を使って脳でイメージを膨らませるということをしていないことを実感します。

10万語を多読した効果は?

2か月で10万語を読みましたが、効果はあまり実感できていません。ただ、簡単な英文とはいえある程度量を読むのは初めての体験だったので、英文に対する抵抗感は薄れてきたのかもしれません。

まだまだ量は足りず、読む内容のレベルも低いままなので、この調子で続けてまた進捗を書きたいと思います。

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