登山靴: スカルパのマルモラーダプロHD を購入(scarpa marmolada pro hd)

先日、登山靴を新調しましたので、選ぶまでの経緯と感想を記すので、似たような方の参考になれば嬉しいです。
背景: しっかりとした靴が欲しい
今年の6月末、北アルプスにテントを背負っていきました。中房温泉から入って、合戦小屋〜燕山荘〜大天井岳のテント場に泊まる計画でしたが、燕岳でバテバテ。
重いテントを担いで急登は難しいレベルだったのに、少し過信してたんですかね。急遽燕山荘のテント場に泊まることにしました(たまたま運良くテント場が空いていてよかったです)。
計画の立て方、体力もですが、歩き方やペース配分、そもそも装備はどうなんだ?と疑問を持つようになり、しっかりとした登山靴を買うことにしました。
登山靴に求める条件
- 冬期、積雪時はつかわない。
- 春の残雪には使いたい。(軽アイゼン)
- テントを担ぎたいので、重量に耐えられるもの=底がある程度そこが硬い
- しかし樹林帯や日帰りも多い初心者。平地も歩きやすいと嬉しい(可能ならば。3番とは矛盾)
こういった条件で登山用品店の店員さんに相談します。そこでおすすめされたのは下記3点。
別途検討した対抗馬
- スカルパ、マルモラーダプロHD
- スポルティバ、エクイリビウム ST GTX
- スポルティバ、ドランゴタワー gtx
どれも長い時間試着しましたが、ドランゴタワーは私の足には少し合わない気がしたので(感覚的なもの)、マルモラーダプロとエクイリビウムの2つでかなり長いこと悩みました。
マルモラーダプロか、エクイリビウムか?
マルモラーダプロは私の足にはぴったり。履き心地も自然に感じられたので惹かれていました。
しかしデメリットとしては底が若干柔らかい。今後ステップアップした時に買い換えるのかと、スペック厨らしい悩みに囚われていました。(初心者の私には硬さ十分と思いつつ)
その点エクイリビウムは、今後ステップアップしても安心のスペック。どんな山にでも連れて行ってくれそうな夢を見せてくれる靴に映ったんですね。
とはいえ、靴に寿命が来る5年程度の間にどれだけステップアップするつもりなのか?と(笑)
そして結局、マルモラーダプロに決めました。
マルモラーダプロの決め手は
劇的にレベルアップする気がしないし、1万ほど安いし。足にフィットしている気がしました。
店員さんも、テント泊にも岩場も可とおっしゃってたし。
何より、スカルパデザインの見た目が気にいりました。エクイリビウム、結構イカツイ感じなんですよね。実際履いてみたら馴染む気はするんですが。
以下、写真です。

見た目がシュッとしててかっこいい。
レディースモデルは、このオレンジ色の箇所がブルーなのでそちらもかっこいいなあ。




底は他の多くの登山靴でも採用のビブラムソール。初心者にはそういったブランドが分かりやすい、ありがたい(判断基準が分からないので安心)
ですが、靴の素材は安心安全のゴアテックスではなく、HDryという素材を使っているそう。(英語ですが公式サイトはこちら hdry.com)要はゴアテックスっぽい防水透湿素材なんですね。

付属のソールはこちら。立体な感じ。

何ですが、靴を試着したときに試着させてくれたソールが良くて。私はまんまとこちらも併せてお買い上げ。
マルモラーダにして、エクイビリウムよりも少し安く済んだので、気が大きくなっていたのかもしれませんが。でも足が靴に吸い付くようにピタッとするので買ってよかったと思います!!

実際に3回ほど山に行きましたが、ピッタリ歩きやすい気がします。時間をかけたフィッティング大事ですね(店員さんに感謝。。)
起毛っぽい靴も初めてだったんですが、特別汚れやすいというわけではないんですね。ブラシでホコリを払ったり。ちょっと汚れても水で流せばあまり気にならない程度に綺麗になりました。
あとは、店員さんにお勧めされたのがフッ素配合の防水スプレー。素材の風合いをキープしつつ、レインウェアに使う時も通気性を損なわないらしい。
わたしにとって歩きやすい靴をゲットできたので、次は歩き方の見直しをすべく初心者用の書籍を読んだり、講習会も行ってみたいです。